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お金の教養 第2回/全7回

資産と負債の違い

—— マイホームは、資産? それとも負債?

前回、お金の正体は「信用」だという話をしました。

今回は、そのお金を使って手に入れる「持ち物」の話です。

家。車。株。スマホ。

私たちは色々なものを持っています。

でも実は、この「持ち物」には、2つの種類があります。

お金を増やしてくれるものと、静かに減らしていくもの。

今日はその見分け方を、一緒に見ていきます。

1資産と負債、たった一つの違い

資産と負債。

言葉だけ聞くと、難しそうです。

でも見分け方は、実はシンプルです。

資産

あなたのポケットに
お金を入れてくれるもの

負債

あなたのポケットから
お金を出していくもの

これだけです。

値段の高さや、見た目のかっこよさは、関係ありません。

お金が入ってくるか、出ていくか。
それだけで決まります。

2マイホームは、資産か負債か

ここで、よくある質問です。

相談者マイホームを買いました。これって資産ですよね?

お金の先生う〜ん。実は、多くの場合、負債なんです。

意外に思いますよね。

でも、さっきのルールに当てはめてみましょう。

マイホームは、毎月お金を生んでくれるでしょうか。

むしろ逆です。

毎月、毎年、お金がポケットから出ていきます。

住み心地は良くなります。
でも、お金は増えません。

だから「持っているだけで住む家」は、多くの場合、負債なのです。

誤解しないでほしいこと

これは「家を買うな」という話ではありません。

家は、暮らしや家族の安心という、お金に換えられない価値を生みます。

ただ「マイホーム=資産」と思い込んだまま、お金の計画を立てるのは危ない、という話です。

ちなみに、同じ家でも、人に貸して家賃収入を生む物件なら、それはポケットにお金を入れてくれます。つまり資産です。同じ「家」でも、使い方で資産にも負債にもなるのです。

3身の回りの「資産」と「負債」

家だけではありません。

身の回りのものを、資産と負債に分けてみましょう。

資産の例

配当をくれる株
家賃を生む物件
利子がつく預金
あなたの知識やスキル

負債の例

ローンで買った車
使っていないサブスク
リボ払いの残高
着ない服・使わない道具

面白いのは、最後の「あなたの知識やスキル」です。

これも、立派な資産です。

スキルを磨けば、お給料という形でポケットにお金が入ってきます。
資産は、株や不動産だけの話ではないのです。

4お金持ちがしている、たった1つのこと

ここまでの話を、ぐっとまとめます。

お金に余裕がある人と、そうでない人の違い。

実は、収入の多さだけではありません。

資産を増やし、負債を減らしているかどうかです。

収入が多くても、負債ばかり抱えていれば、ポケットのお金は増えていきません。

逆に、収入がそれほど多くなくても、少しずつ資産を積み上げていけば、ポケットにお金が入ってくる仕組みが育っていきます。

これは、一夜にしてできることではありません。

でも、方向さえ知っていれば、今日から歩き出せます。

「これは資産? それとも負債?」

次に何かを買うとき、一度だけ、そう自分に聞いてみてください。

今日のまとめ
  1. 資産=ポケットにお金を入れるもの。負債=ポケットからお金を出すもの
  2. マイホームは、多くの場合「住むための負債」。同じ家でも貸せば資産になる
  3. お金持ちは、資産を増やし、負債を減らすことを続けている人

次回予告:第3回は「インフレとは何か」です。

何もせず銀行に預けているだけでも、実はお金の価値が少しずつ減っていくことがあります。
「何もしないこと」のリスクを、次回お話しします。

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