← 金融リテラシー=人として 投資勧誘ではありません/学びの記録です
お金の教養 第7回/全7回・最終回

長期投資という考え方

—— 当てる投資ではなく、続ける投資へ

ここまで、6つのテーマを歩いてきました。

お金の正体。資産と負債。インフレ。複利。新NISA。リスク管理。

最終回の今回は、これまでの話を一本の線につなぐ、いちばん大事な考え方です。

当てる投資ではなく、続ける投資へ。

1「当てる」は、なぜ難しいのか

投資と聞くと、多くの人がこう考えます。

「安い時に買って、高い時に売る」

言葉にすれば、とても簡単です。

でも、実際にやろうとすると、驚くほど難しいのです。

相談者プロの投資家なら、値動きを当てられるんじゃないですか?

お金の先生実は、長期的に相場を当て続けられる人は、プロでもほとんどいないんです。

理由は、シンプルです。

相場を動かすのは、経済のニュースだけではありません。
世界中の人の期待や不安、噂、感情まで、無数の要素が絡み合って動きます。

その全部を正確に読み切ることは、誰にもできません。

2「続ける」が強い理由

「当てる」が難しいなら、どうすればいいのか。

答えは、発想を変えることです。

当てる投資 タイミングを見極めて
売買する
相場を読み続ける必要がある。当たらなければ損をする
続ける投資 決めたルールで
淡々と積み立てる
相場を読む必要がない。時間と複利が味方になる

第4回でお話しした複利は、長く続けるほど力を発揮しました。

第6回でお話しした分散は、時間をかけて積み立てることでも実現できました。

つまり、これまでの話はすべて、「続けること」を前提にした仕組みだったのです。

当てる必要がないから、感情に振り回されにくい。
感情に振り回されないから、続けやすい。

この好循環こそが、長期投資の強さです。

3暴落した日に、何をするか

とはいえ、続けるのは簡単ではありません。

資産が積み上がっている時は、誰でも続けられます。

本当に試されるのは、暴落した日です。

ニュースが不安を煽り、周りも慌てている。
「今すぐ売ったほうがいいのでは」と、心がざわつきます。

ここで感情のままに動いてしまうと、安いところで売り、高くなってから慌てて買い直す——という、いちばん避けたいパターンに陥りがちです。

だからこそ、ルールが要る

暴落した日に冷静でいるのは、意志の強さの問題ではありません。

そもそも、その日に「考えなくていい」ように、あらかじめルールを決めておくかどうかの問題です。

ルールは、感情が弱った日のあなたを守るための、事前の約束です。

4ルールを守るとは、こういうこと

「続ける」を支えるルールは、難しいものである必要はありません。

例えば、こんな形です。

  1. 毎月、同じ日に投資する
  2. 毎月、同じ金額を投資する
  3. 相場のニュースで、金額や時期を変えない

これだけです。

相場が良くても、悪くても、淡々と同じことを繰り返す。

未来を当てようとするのをやめて、自分で決めたルールを守り続けることに集中する。

これが、長期投資という考え方の本質です。

今日のまとめ
  1. 相場を正確に当て続けることは、プロでもほとんど不可能
  2. 「当てる」より「続ける」ほうが、複利と分散の力を活かせる
  3. 続けるために必要なのは、意志の強さではなく、事前に決めたルール
全7回、おつかれさまでした

お金とは何か、から始まったこの連載は、今日で最終回です。

このプロジェクトが「金融リテラシー=人として」を掲げているのは、ここまでの7つの考え方が、そのまま人として生きる力になると信じているからです。

ここから先は、実際に僕自身がルールを決めて、公開しながら運用しているBTC関連株の積立プロジェクトを見ていただけます。
良いことも、悪いことも、迷った過程も、すべて公開していきます。

← 連載の目次へ 実践編を見る(BTC関連株の積立公開)